3事業でさらなる飛躍へ
曽部ゴム(東京都千代田区)は、パッキンやギアなどのゴム加工品を中心とするゴム製造メーカー。1992年にはトナーリサイクル事業に参入し、長年培ってきた加工技術を活かして売上を伸ばしている。同社の事業内容や今後の需要動向について、曽部泰夫社長に尋ねた。
―会社の沿革、事業概要について。
父親が1949年に独立・創業してから、ブリヂストン関連のパッキンやクッションの製造・販売を行っていた。
現在はゴムパッキン、精密伝導機、レーザープリンター用トナーリサイクルの3事業を展開。このうちトナーリサイクル事業は別会社の㈱ふくやまが行っている。
本社(東京都千代田区)は従業員11名の他、パッキン加工が主体の千葉(門倉)加工工場には3名が在籍、ゴム加工とリサイクル事業の一部を行う草加事業所には30名が在籍している。
リサイクル事業を除く売上構成比率は、ゴムパッキンが70%、残りの30%はギアや医療機器関連などのゴム加工品となっている。
―今期の業績について。
ゴムの売上は17年3月期で4億5000万円で対前期比横ばい、トナーリサイクル事業は8月決算で4億円程度の売上を見込んでおり、増収増益となる見込みである。
トナーリサイクル事業が好調
―トナーリサイクル事業について。
1992年からトナーカートリッジの販売とリサイクル事業を始め、1998年には
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