ブリヂストンは6月23日、同社グループのサステナビリティに対する考え方や活動内容をまとめた「サステナビリティレポート2016」を発行し、同社WEBサイトで公開したと発表した。
同レポートでは、3月に発表した新たなCSR体系「Our Way to Serve」の概要や策定の背景、「Our Way to Serve」に基づいた「モビリティ」「一人ひとりの生活」「環境」の3つの重点領域と基盤領域の活動を取り上げている。
「持続可能な開発目標(SDGs)」やCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)における「パリ協定」の採択といった状況変化の中で、持続可能な社会の実現に向けて、同社グループが事業を通じて取り組むべき社会課題を明らかにした上で、これらに対する目標進捗や取り組みを開示している。
例えば、重点領域の1つである「環境」の取り組みとして2020年に向けた中期目標を策定。昨年は2005年対比で、取水量を原単位で28・5%削減、資源生産性を31%向上、モノづくりにおけるCO2排出量を売上高当たり29%削減、タイヤの転がり抵抗を13%削減を達成した。
津谷正明CEOはトップコミットメントで「Our Way to Serve」の実践に触れ、「顧客から真のソリューション・プロバイダーとして認められることを目指す」とコメントした。また、同レポートでは、重点領域でブリヂストングループが創り出していく価値についても紹介している。