東京材料の2017年3月期決算は、売上高が871億7200万円で前期比99%の減収となったが、経常利益は19億4000万円で同105%の増益となり、経常利益は7期連続で最高益を更新した。
経常利益は高付加価値商材の発掘・拡販に加え、在庫圧縮・業務改革などによる質の向上と事業拡大および経費削減が寄与した。
売上高は上半期に前年同期比93%の減収となったものの、下期は同106%の増収となった。部門別にみると、合成ゴム・合成ラテックス・ゴム用薬品・カーボンブラックなどの合成ゴム販売は、輸出販売の増加などにより、売上高は563億円で同101%の増収となった。全社売上高に占める合成ゴムの構成比は前期の64%から65%に拡大した。
合成樹脂販売はエンジニアリングプラスチックが好調に推移したものの、