ゴム連合はこのほど、2017年春季生活改善のとりくみ状況について回答・妥結状況を明らかにした。それによると賃金については、6月30日現在、要求した54組合のうち全ての組合が妥結し、全体の平均賃上げ妥結額は加重平均(50組合集計)で5115円、率で1・76%となった。なお、前年妥結額(5752円、1・98%)との比較(同一組合)では額で637円、率で0・22ポイント下回った。
業種別に見ると、タイヤは5381円で1・81%、履物は3939円で1・70%、工業用品は4704円で1・67%となった。
規模別の賃金では、1000人以上の組合が5321円で1・79%、300~999人の組合が4460円で1・61%、300人未満の組合が4145円で1・63%となった。規模の大きい組合ほど、妥結額・月数とも高いことがわかる。17年春のとりくみについては、中小組合は平均賃上げ額・率とも前年並みを維持したものの、1000人以上の組合が前年を下回ったことが、全体を押し下げた要因と見られる。
一時金については、要求した58組合のうち53組合で妥結し、全体の一時金は加重平均で151万9386円、5・10ヵ月となった。なお、前年妥結額(153万8339円、5・17ヵ月)と比べると、金額で1万8953円、月数で0・07ヵ月を下回った。
業種別の一時金では、タイヤが160万2246円で5・31ヵ月、履物は79万1778円で3・0ヵ月、工業用品は135万3509円で4・69ヵ月