日本ベルト工業会がまとめた5月のゴムベルト生産実績によると、生産量は合計で2077t、前年同月比9%増となり、4ヵ月ぶりに増加に転じた。うち内需は1651tで同7%増で2ヵ月ぶりに増加、輸出は426tで同16%増となり6ヵ月ぶりに増加に転じた。
品種別のコンベヤベルトは1120tで同11%増となり、4ヵ月ぶりに増加に転じた。内訳は、内需は同8%増で前月の横ばいからプラスとなり、輸出は同21%増で6ヵ月ぶりの増加となった。
コンベヤの国内の主な需要先の5月の統計を見ると、鉄鋼業界では銑鉄生産と熱間圧延鋼材はマイナスとなったものの、粗鋼生産は微増、セメントについては同4・7%増で2ヵ月連続で増加、製紙業界の紙・板紙生産は同2・1%増と3ヵ月連続で増加するなど、コンベヤ需要は堅調に推移している。
輸出についても、3月の大型サイクロンの被害で落ち込んだ
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