豊田合成は7月13日、LEDの新製品として、業界トップクラスの「明るさ」と「低消費電力」を実現した「自動車ヘッドランプ用LED光源」を初めて開発したと発表した。
このLED光源は、これまで培ってきた青色LEDの結晶成長技術を応用して、窒化ガリウム(GaN)などの結晶構造を改良するとともに、光源内部の熱を放出しやすくするフリップチップを採用したことで、約2300lmの明るさを実現。一つの光源がロービームとハイビームを兼ねるバイファンクション式に対応している。
自動車ヘッドランプ用LED光源は、電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)などの次世代自動車の低消費電力化に寄与し、環境に優しい製品として、今後の普及が期待されている。