日本タイヤ協会(JATMA)はこのほど、17年上半期のタイヤ販売本数を発表した。市販用は四輪車合計3223万6000本で前年同期比7・6%増、新車用は同2227万本で同6・8%増となり、市販用・新車用ともに増加となった。
市販用の特殊車両・二輪車も含めた販売本数でも、3353万本で同7・8%増となった。3年前の消費税増税前の駆け込み需要と降雪による大幅増の反動で一昨年が大幅減、昨年も微増となったが、タイヤ各社の値上げ前の駆け込み需要もあって比較的高い伸びとなった。
新車用の特殊車両・二輪車を含めた販売本数も2321万7000本で同7・1%増。2年前に施行された軽自動車増税の影響からようやく回復してきたこともあり、自動車生産が昨年11月から5月まで7ヵ月連続でプラスとなっていることで、新車用タイヤの販売も好調だった。
市販用タイヤは、非降雪地帯で目立った降雪がなかったにも関わらず、1月は四輪車合計と特殊車両・二輪車を含めた合計のいずれも同4・1%増となった。その後も各社の値上げが出揃う直前の5月まで5ヵ月連続で増加したが、6月は値上げの影響で四輪車合計と特殊車両・二輪車を含めた合計のいずれも同11・7%減となった。
四輪車の車種別では、トラック・バス用は205万6000本で同17・6%増、小型トラック用は596万8000本で同4・1%増、乗用車用は2421万2000本で同7・8%増と、いずれも前年実績を上回った。
トラック・バス用は
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