豊田合成は7月19日、世界各地域で車両の衝突安全アセスメント適合に貢献し、様々な車種に共通して搭載できるサイドエアバッグをトヨタ自動車と共同で開発したと発表した。
新型カムリに採用されており、今後、他車種も含めて年間約250万台に搭載される予定。サイドエアバッグは、シート側面(ドア側)に搭載され、側面衝突の際にドアトリムと乗員の隙間に瞬時に開くことで、胸部や腹部などへの衝撃を軽減する。
従来のサイドエアバッグは2つのバッグに分かれた構造だったが、同製品は3バッグ構造にすることで速い衝突速度に対しても瞬時に開き、効率よく衝撃を吸収するよう配慮した。また、3バッグの各内圧を車種ごとに最適化することで、大型車から小型車まで様々な車種に対応している。