【夏季トップインタビュー】タイガースポリマー 渡辺健太郎社長

2017年08月21日

ゴムタイムス社

 タイガースポリマーは4日、同社本社で渡辺健太郎社長が出席し記者会見を行った。「自動車部品の販売増や原材料価格が低水準に推移したことなどが寄与し、16年度の営業利益は4期連続で過去最高を更新した」と語る渡辺社長に、設備投資や経営方針などを尋ねた。

―前期を振り返って。

 売上高は405億200万円で前期比2・1%増、利益についてはいずれも過去最高で、まずまずの業績が残せたと思っている。なかでも本業の儲けを表す営業利益は27億9600万円で同10・3%増の過去最高となり、4期連続で増益となった。アベノミクス効果や世界的に好調であった自動車市場を背景に、売上の5割強を占める自動車部品の販売が増えたことや、原材料価格が低水準で推移したことも利益が伸びた要因だ。

―足元の状況は。

 17年度の第1四半期(4~6月)を見ると、国内では引き続き自動車部品の販売が堅調だ。産業用ホースやゴムシートについても前年同期比・計画比とも上回る見込みで推移している。主要3部門は順調で、良いスタートが切れたのではないか。

 一方、米州・中国・東南アジアの5ヵ国7拠点で展開する海外拠点は、売上は前年同期比並みで推移している。ただ、競合他社との受注競争は激しさを増していることから、利益はやや厳しい状況にある。

―設備投資について。

 16年度の主な投資としては、米国では産業用ホースを製造する

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