【企業特集】山豊護謨 切削加工の様々なニーズに対応 「お客様第一」徹底化を目指す

2017年07月31日

ゴムタイムス社

 ゴムパッキンやゴム製品の切削加工を得意とする山豊護謨。宇都正之社長に需要動向をはじめ、経営課題、今後の展開などを聞いた。

◎17年1月期を振り返って

 弊社は上半期よりも下半期の需要が動く傾向になっている。ここ2~3年需要の流れは良かったものの、昨年の後半は思ったよりは建材や土木の需要が鈍い状況だった。今期に入り、3月は企業の年度末が多いため昨年よりプラスになり、足元も良い流れになっている。ただ通期では、昨年比を少々下回っているので、下半期の伸びに期待したい。最終的に売上も大事だが、しっかりと利益がでる体質にしていくことがより重要だ。

◎最近の需要動向について

 取り扱う製品の構成比は、建材分野、土木分野で約4割、残りが半導体などの様々な分野を取り扱っている。弊社は工業用品分野が強く、下半期に工業用品の需要が高い。そのため、上半期は比較的落ち着いている。今後は食品や医療、医薬などの製品開発をゴムシートメーカーとタイアップしていきながら、上半期の需要を拡大していきたい。たとえば、ホームページを新しくしてから、カラーシリコンを紹介しているが、WEBからのお客様の問い合わせでインテリアや雑貨の商品につながったといケースがあった。突発的でも構わないのでいろいろな可能性を探っていきたい。

◎設備投資について

 4年前から5軸ウォータージェットを導入している。同設備は、東京の同

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