豊田合成は7月24日、東日本復興支援活動の一環として、岩手県立宮古工業高校で「車イス修理指導会」を21日に行ったと発表した。
同社では従業員有志によるボランティアサークル「車イスドクターズ」を1996年に結成。毎月約15人が同社事業所近くの福祉施設や病院などを訪問し、年間500台以上の車イスを修理・メンテナンスしている。
一方、宮古工業高校は、全国28都道府県の工業高校生が古い車イスを分解・整備・再生し、アジアで恵まれない人たちへ贈呈する活動である「空飛ぶ車いす事業」に参加している。
以前は地域の社会福祉協議会や病院から破損した車イスを譲り受け、インターネットや本を参考に生徒が独自に修理していた。しかし、車イスドクターズの活動を知り、本格的な修理方法を習得したいとのことから、同指導会を一昨年から行うことになった。