日本バルカー工業の2018年3月期第1四半期連結決算は、売上高が117億7400万円で前年同期比13・4%増、営業利益は15億600万円で同74・0%増、経常利益は15億3900万円で同113・1%増、四半期純利益は10億6100万円で同108・4%増となった。
シール製品事業については、先端産業市場に向けた販売の伸長に加え、機器市場やプラント市場に向けた収益拡大策の効果などにより、売上高は80億4300万円で同15・9%増、セグメント利益は12億9400万円で94・9%増となった。
機能樹脂製品事業については、中国向け需要の回復に加え、先端産業市場に向けた販売の拡大などにより、売上高は30億6200万円で同16・6%増、セグメント利益は1億2600万円で同0・5%増となった。
その他事業については、売上高が6億6700万円で同18・2%減、セグメント利益は8400万円で同12・6%増となった。売上高の減少には前年同期のシリコンウエハーリサイクルの特殊案件の寄与が影響しており、セグメント利益の増加には収益性向上施策などの効果が反映されている。
通期の連結業績予想は、当初予想を上方修正し、売上高が460億円で前期比5・4%増、営業利益は50億円で同23・0%増、経常利益は50億円で同27・3%増、純利益は30億円で同27・8%増の見通しとなった。