日本ゴム工業会・統計委員会(ロール製品関係7社)がまとめた2017年1~6月計のゴム・樹脂ロール生産実績によると、総合計は1964t、前年同期比0・9%減となり、16年上半期の5・8%増と比べて前年同期を下回った。
このうちゴムロールは1761tで同1・2%減、合成樹脂ロールは203tで同1・8%増となった。
17年上半期の推移を見ると、ゴムロールは1~3月(同3・0%減)、4~6月(同0・2%増)と推移。一方、合成樹脂ロールは1~3月(同3・7%減)、4~6月(同8・5%増)と推移している。
用途別では、これまで低調に推移していた印刷用は、17年に入り回復基調に転じている。ただ、製鉄用や製紙用が前年同期実績を下回ったことから、全体では1%近い減少となった。
さらに詳しく見ると、全体の33・2%を占める印刷用は、ゴム・樹脂合計で654t、前年比2・5%増となった。そのうち印刷用ゴムロールは同2・4%増、印刷用合成樹脂ロールは同4・4%増。
次いで28・1%の構成比を占める製鉄用は、合計で555t、同1・6%減となった。そのうち製鉄用ゴムロールは同0・1%減、製鉄用合成樹脂ロールは同8・0%減。
全体の16・2%を占める製紙用は合計で299t、前年比6・4%減となった。そのうち製紙用ゴムロールは同12・9%減、製紙用樹脂ロールは同15・1%増となっている。
染色・化繊用、第1次フィルム用、搬送機器用、外壁等住宅用等を含むその他用は、合計で457t、同0・8%減となった。
1-6月のゴムロール生産実績 | |||
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単位:キロ、% | 日本ゴム工業会 統計委員会(ロール製品関係7社) | ||
用途別 | 期 別 原料別 | 1-6月 | 前年比 |
製鉄用 | ゴムロール | 459,165 | 99.9% |
合成樹脂ロール | 95,363 | 92.0% | |
計 | 554,528 | 98.4% | |
製紙用 | ゴムロール | 214,220 | 87.1% |
合成樹脂ロール | 85,032 | 115.1% | |
計 | 299,252 | 93.6% | |
印刷用 | ゴムロール | 647,636 | 102.4% |
合成樹脂ロール | 6,070 | 104.4% | |
計 | 653,706 | 102.5% | |
その他用 | ゴムロール | 440,382 | 99.1% |
合成樹脂ロール | 16,370 | 103.5% | |
計 | 456,752 | 99.2% | |
合計 | ゴムロール | 1,761,403 | 98.8% |
合成樹脂ロール | 202,835 | 101.8% | |
計 | 1,964,238 | 99.1% |
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