ブリヂストンは8月8日、インドのグループ会社であるブリヂストン・インディア・プライベート・リミテッド(BSID)が、インド国内での自動車保有台数や生産台数の増加に伴うタイヤ需要の拡大に対応するため、プネ工場およびインドール工場での乗用車用ラジアルタイヤ(PSR)の生産能力の増強を決定したと発表した。
今回の投資では、両工場の合計生産能力を2022年までに日産約1万5000本増強し、増強後の合計生産能力を日産約4万1000本とする予定。併せて、最新鋭の設備・技術の導入により、今後見込まれるインド市場における新車用タイヤの大径化にも対応。また、現地で約450名の雇用も創出する見込み。
同社は今後5年間で約3億430万米ドル(約335億円)の投資を段階的に行う。
同社グループは、中国・アジア・大洋州SBUひいてはグループ全体がグローバルで「断トツ」を目指すうえで、インド市場を重要な市場の一つとして位置付けており、1996年に製造販売会社を設立して以来、インド市場における事業の発展と社会への貢献に尽力してきた。
今回の投資を通じて著しい経済発展、自動車産業の伸長が見込まれるインド市場における当社グループのプレゼンスを更に高めるとともに、新たなイノベーションと先進技術を通じて人々がより快適に移動し、生活し、働きそして楽しむことに貢献していくとしている。