朝日ラバーの2018年3月期第1四半期連結決算は、売上高は17億8600万円で前年同期比23・6%増となった。利益面では、販売の増加、原価低減活動の継続実施等により営業利益は1億4500万円で同76・3%増、経常利益は1億5200万円で同109・9%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億500万円で同85・2%増となった。
工業用ゴム事業では、ASA COLOR LEDをはじめとした自動車関連製品の受注が海外向けを中心に好調に推移した。また、スポーツ用ゴム製品である卓球ラケット用ラバーにおいては新製品の投入により販売が増加、そしてRFIDタグ用ゴム製品も引き続き受注が好調に増加した。結果、工業用ゴム事業の連結売上高は14億7400万円で同26・7%増となった。またセグメント利益は1億4200万円で同51・4%増となった。
医療・衛生用ゴム事業では、採血用・薬液混注用ゴム栓の新機種の受注が好調で販売が増加した。結果、医療・衛生用ゴム事業の連結売上高は3億1200万円で同10・6%増となった。セグメント利益は7400万円で同21・4%増となった。
通期の連結業績予想は、前回予想からの変更はなく、売上高が68億900万円で前期比4・6%増、営業利益が4億6300万円で同2・7%減、経常利益が4億3800万円で同10・7%減、親会社株主に帰属する純利益は3億700万円で同10・1%減を見込んでいる。