タイヤ補強材　2016年には150億米ドルを越える見通し

  ＢＣＣリサーチが発行した報告書「Ｔｉｒｅ　Ｒｅｉｎｆｏｒｃｅｍｅｎｔ　Ｍａｔｅｒｉａｌｓ：　Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ　ａｎｄ　Ｇｌｏｂａｌ　Ｍａｒｋｅｔｓ　（タイヤ補強材：各種技術と世界市場）」によると、タイヤ補強材の世界市場は、11年には１２９億米ドルの市場規模となり、その後年平均成長率３・６％で成長し、16年には１５４億米ドル近くに達すると予測している。
　タイヤ補強材の世界市場は、タイヤコードファブリックとタイヤビードワイヤの２部門に分かれており、タイヤコードファブリック部門では、11年には１０４億米ドルの規模となり、その後年平均成長率３・５％で成長し、16年には１２３億米ドルとなる見通し。タイヤビードワイヤ部門では、11年には25億米ドルの規模となり、その後ＣＡＧＲ４％で成長し、16年には30億ドルに達する見込みとしている。
　タイヤ補強材には、スチールコードファブリックやスチールワイヤ、ポリエステルコードファブリック、ナイロンコードファブリック、アラミドコードファブリックおよびＰＥＮコードファブリックなどがあり、これらは自動車や自転車、オートバイおよびその他の車両用のカーカスやベルトプライ、そしてビードを製造するために用いられている。