櫻護謨の2018年3月期第1四半期連結決算は、売上高は19億4800万円、前年同期比11・5%増、営業利益は2000万円、同62・1%減、経常利益は4900万円、同1・1%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は4300万円、同70・2%増となった。
セグメント別に見ると、消防・防災事業では、消防用ホースや防災車両の販売が減少したものの、防災資機材やテロ対策資機材の販売が増加したことにより、売上高は6億3800万円、同7・2%増、営業損失は6200万円(前年同期は4800万円の営業損失)となった。
航空・宇宙部門では、前期第3四半期以降堅調に推移するP―1/C―2などの大型機向け部品やF―7エンジン部品の販売に加え、補用品の納入が売上増に寄与した。工業用品部門では、絶縁接続管の輸出案件は堅調だったものの、タンクシールは交換需要が減少しており販売減となった。その結果、航空・宇宙、工業用品事業の売上高は11億9000万円、同15・6%増、営業利益は1億5400万円、同4・0%増となった。
不動産賃貸事業は、売上高が1億1800万円、同2・4%減、営業利益は修繕費の増加により1900万円、同42・9%減となった。
通期の連結業績見通しについては当初見通しから変更なく、売上高102億円、前期比4・0%増、営業利益9億円、同4・8%減、経常利益8億6000万円、同5・5%減、親会社株主に帰属する当期純利益5億3000万円、同6・4%減を見込んでいる。
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