8月7日~10日のゴム関連企業31社(本紙選定)の株価はまちまちの展開となり、前週末比で11社が上昇、20社が下落した。8月10日のゴム平均は、前週末比2円74銭高の1624円32銭と続伸した。
株価上昇率ランキングでは、1位がニチリンで同23・55%高、2位が朝日ラバーの同9・69%高、3位がアキレスの同7・71%高となった。
主なゴム企業の株価を見ると、タイヤ4社ではブリヂストンが同22円高の4786円と続伸、住友ゴム工業が同93円安の1840円と反落、横浜ゴムが同7円高の2233円と続伸、東洋ゴム工業が同111円安の2181円と続落した。
自動車用ゴムでは、ニチリンが同588円高の3085円と続伸した。ニチリンが9日に発表した17年上期(1~6月)決算は、自動車メーカーからの受注増や原価低減活動推進により、売上高・利益いずれも2桁増を記録した。業績好調を受け、通期の業績予想を上方修正した他、年間配当も従来計画から6円増額修正した。これらが買い材料となり、10日はストップ高まで買われ、上場来高値を更新した。
合成ゴムでは、JSRが同12円安の1916円と反落、日本ゼオンが同53円安の1384円と反落した。
産業用ゴムでは、ニッタが同205円高の3780円
全文:約598文字