横浜ゴムの山石昌孝社長は決算説明会の冒頭、ヨコハマタイヤ・フィリピン(YTPI)の工場火災について説明したが、決算説明や質疑応答を通じて、この火災のもう少し詳しい影響が明らかになった。
まず、通期連結業績予想のうち、営業利益と経常利益を上方修正したものの、売上高と純利益は据え置くことになった。
その主な要因は、売上高についてはMB事業が不調なこともあるが、火災で150万本程度の供給減となることが大きく、純利益に関しては火災による特別損失を約50億円計上するためだ。
また、同社初となるタイヤのセカンドブランドとして、知名度のあるATGの「アライアンス」ブランドを使用した乗用車用タイヤを、5月に欧州を中心に発売した。
アジア・その他地域でも