取材メモ 北米での生産体制強化

2017年08月28日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンの2017年12月期第2四半期連結決算の説明会で、江藤彰洋執行役副社長が17年12月期通期における同社のタイヤ販売数量予想を紹介した。

 江藤執行役によると、17年12月期通期の乗用車用タイヤのPSRの販売数量は、前年比でグローバルで若干の増加、トラック・バス用タイヤのTBRは同1割弱の増加を見込んでいる。さらに、建設・鉱山車両用タイヤのORRについても、16年を底に伸長しており、超大型ORRは同15%増、大型ORRは同30%増を見込んでいる。

 こうした状況を受け、日本・北米・欧州・中国・アジア大洋州の地域別のタイヤ販売も堅調に推移すると見ている。

 そうした中で、北米市場の動向について問われた江藤執行役は、「北米は昨年をピークに車両生産が減少傾向にあるものの、同社が多くのシェアを獲得するSUV用は販売好調が続いている。さらに、PSRでは18インチ以上のタイヤの販売も伸びており、同社の北米でのタイヤ販売は落ちていない」と述べた。その上で、今後は地産地消の考えの下、付加価値の高いタイヤを中心に

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