【夏季トップインタビュー】ゲイツ・ユニッタ・アジア 宮本修二副社長

2017年08月28日

ゴムタイムス社

 好調な中国市場に加え、国内市場も安定して推移しているゲイツ・ユニッタ・アジアでは、今後のアフターマーケット市場に注力していく宮本修二副社長に今年前半を振り返ってもらいつつ、今後の展開を聞いた。

■上半期の業績について。

 アジア全体では昨年度比で増収増益となった。特に中国では大きな伸びが見られたほか、日本も安定した伸びを示した。中国と日本が上半期の業績に寄与したと言える。

 国内は一般産業向けが好調で、半導体装置が動き、繊維関連も回復してきた。また、工作機械も一時期は不調だったが、需要も回復してきた。自動車用は計画どおりに進んだ結果、国内は増収増益になった。

 韓国については、大きな伸びはなかったものの、計画を若干上回り増収増益。韓国はメタル関係が伸びた。ただし、新規の案件が伸びていないのが今後の課題だ。また建設機械で使用されるホースへもアプローチしているので、販売は伸びていくと思っている。

 中国では全ての分野において好調だった。自動車OEMやアフターマーケット需要が中心だが、一般産業用も安定した伸びを示し増収増益だった。

 タイでは自動車用は大きくは伸びていないが、マレーシアやインドネシア、ベトナム、フィリピンにアプローチをかけており、それが貢献してきている。その結果、微増だが増収増益となった。

 インドは順調な伸びを示しており、増収増益。一般産業の市場のシェアは大きくないものの、自動車用が大きく牽引したところが多い。

■下半期の見通しは。

 足元の需要動向を考

全文:約1439文字