去る8月15日に逝去した金陽社の代表取締役名誉会長中村雄太郎氏(享年94歳)の社葬が8月28日、青山葬儀所で執り行われた。
政界、印刷業界、原料、ゴム、取引先企業の代表らおよそ500人が参列し、故人を偲んだ。
葬儀委員長は中田恵二代表取締役社長、喪主は代表取締役会長中村一雄氏(長男)が務めた。
故人は元・衆院議員、先代中村庸一郎氏の長男。大正12年2月20日生まれ。旧制武蔵高等学校を経て、東京大学経済学部に入学。卒業後、父、庸一郎氏の秘書を経て、事業を引き継ぎ多くの会社経営に携わった。
昭和40年金陽社取締役、47年同社代表取締役会長、平成20年同社代表取締役名誉会長に就任し、52年の長きにわたり要職を努めてきた。この間、大型ゴムロールを製造する竹原工場、印刷用ブランケットを一貫生産する美野里工場、岩間工場、滋賀工場の国内4工場の立ち上げに尽力するとともに、ドイツ、アメリカへの海外事業を展開し、グローバル企業としての礎を築いた。
喪主の代表取締役会長中村一雄氏は