ミドリ安全 グリーン購入法に適合した作業手袋で新シリーズ発売

2017年09月05日

ゴムタイムス社

 ミドリ安全は9月4日、グリーン購入法に適合した部分植物由来ポリエステル使用の作業手袋シリーズ「プランテックスグローブ」シリーズに、新たにすべり止め加工を施した物流向けの「天然ゴム背抜き」タイプを開発し、9月1日よりインターネットなどで販売を開始したと発表した。

 6月から販売を開始している「プランテックスグローブ」シリーズは、同製品の発売開始により、合計3種が出揃うことになる。今後シリーズ売上として2017年度に売上高1億円、3年後の2020年には3億円への売上拡大を目指す。

 「プランテックスグローブ」は、東レが製造する部分植物由来ポリエステル繊維「エコディアPET」を使用した作業用手袋。うち、「エコディアPET」は、石油由来原料とサトウキビ廃糖蜜を粗原料としたポリエステル繊維で、バイオベース合成ポリマー含有率(植物由来割合)が約30%となっている。

 「プランテックスグローブ」は、「エコディアPET」を製品全体重量比(すべり止め塗布加工部分を除く)で80%以上使用しており、作業用手袋分野では国内初のグリーン購入法に適合した植物由来繊維を用いた手袋。併せてエコマーク商品の認定も受けており、環境に配慮した作業用手袋だ。

 今後、同社では東京オリンピック・パラリンピックをはじめとした各種イベントに向け、グリーン購入法の中でもより高い環境配慮を目指した「プレミアム基準」にも対応した環境配慮型製品の開発に取り組むとともに、世界的にも先進的な環境性能を持つ同製品をグローバルに展開することで、持続発展可能な低炭素社会の実現に貢献していくとしている。

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