独ランクセスは9月4日、同社の無機顔料「バイフェロックス」が、7月末にカナダで開催された電気自動車によるフォーミュラカーレース「イドロ・ケベック・モントリオールePrix」のコースに彩りを添えたと発表した。
同社の無機顔料ビジネスユニットは、カナダ・ケベック州のサラベリ=ド=ヴァレフィルドを本拠地とするプレキャスト・コンクリート製品メーカーのビトン・ブルネ社に、黒色酸化鉄顔料「バイフェロックス340」を約37t提供した。顔料は2・75kmに及ぶレース用コースの両側に並ぶ、全長5・5kmのコンクリート防護壁に使用された。
国際自動車連盟フォーミュラE選手権にとって3年目となる2016~17年シーズンは、香港から始まり、ブエノスアイレス、メキシコシティ、パリ、ベルリン、ニューヨークを含む8都市を巡り、モントリオール大会はシーズン最終戦となる。
レースは市街地の道路を利用して行われる。レースコースを防護し、観客とコースを隔てるコンクリート防護壁は、通常の2倍のサイズとなるよう、このレースのために特別に設計、建設されたもので、モントリオール市のロゴが外観の美しさをさらに
際立たせていた。