フォルボ・ジークリング・ジャパン(東京都品川区、佐藤守社長)の17年上期(1~6月)の樹脂ベルト事業の売上高は計画通りに進んでいる。今期の営業戦略としては、主力製品の搬送・加工用ベルト「トランジロン」を始め、高速駆動・軽搬送用平ベルト「エクストレマルタス」、プラスチックモジュラーベルト「プロリンク」などの拡販・訴求に努めており、特に食品・物流向けを中心に産業を問わず好調に推移している。
食品産業では、製菓・製パン向けを始め、飲料用パッケージ向けも伸長。食品向けが好調な要因は、国内需要の安定に加え、食品機械メーカーに標準採用が順調であることを挙げている。また、異物混入などを防ぐ安全なベルトを求める顧客が増えており、より衛生的なベルトを顧客に提案することで従来ベルトからの付け替え需要も伸びている。
特に、「Prosan(プロサン)フルシールHACCPシリーズ」は、ベルト全体を耐湿熱性ウレタンでコーティングすることにより、食品の安全性がさらに向上するとして、販売開始以来注文を集め順調に成長している製品。同社では今後成長の余地がある製品として捉えており、6月に開催された「FOOMA」展