創業当初から顧客密着型のモノづくり精神を貫き、今年5月で創業60年を迎えたポバール興業(名古屋市中村区、松井孝敏社長)。同社の18年3月第1四半期の樹脂ベルト事業は、売上高・利益ともに前年同期を上回り、ほぼ計画通りで着地した。
その要因として、「メインの鉄鋼用が前年同期を若干上回った他、ウレタンタイミングベルトも好調に推移した。さらに、16年10月に子会社化した日新製作所の売上が計上されたことも後押しした」(同社)。
鉄鋼用については、製鉄所の稼働率が回復し、ベルトの交換需要も昨年に比べて復調している。
ウレタンタイミングベルトは、工作機械・鉄鋼・自動車に販売堅調なことから、ロングタイプやジョイントタイプなど満遍なく伸びている。15年4月に椿本チエインより移管して以降、ウレタンタイミングベルトの売上は着実に伸びている。
その他、食品向けも順調に伸長している。「食