タイヤメーカー各社が8月に発表した新車装着(OE)情報は、以下の通り。
◆日本グッドイヤー
日本グッドイヤーは8月3日、ウルトラハイパフォーマンスタイヤ「イーグルF1アシメトリック2」が、9月29日に発売するホンダ新型シビックハッチバックに標準装着されたと発表した。
ホンダの技術承認を取得したイーグルF1アシメトリック2は、欧州グッドイヤーで開発された高性能タイヤ「イーグルF1シリーズ」で、ポルシェやメルセデスベンツ、アウディ、BMWなど数多くのハイパフォーマンスカーに装着されている実績がある。
今回日本市場に導入されることになった英国製シビックハッチバックにも、その高い性能・実績が認められ同製品が採用された。
◆横浜ゴム
横浜ゴムは8月25日、スバルが6月20日に大幅改良して発売した「WRX STI」の新車装着(OE)用タイヤとして、グローバル・フラッグシップタイヤ「アドバン・スポーツV105」の納入を開始したと発表した。
装着サイズは国内向け・海外向けともに245/35R19 89W。
同製品は横浜ゴムのハイパワー・プレミアムカー向けタイヤで、高いドライビングパフォーマンスを発揮するとともに、優れた快適性や安全性を高次元でバランスさせている。
また、同社はFCA US LLCが6月から北米で発売した新型「ジープ・コンパス」の新車装着(OE)用タイヤとして「ジオランダーG055」の納入を開始したと発表した。
装着サイズは225/55R18・98H。なお、2016年末から発売されている中国向け車両には「ジオランダーSUV」が装着されている。
「ジオランダーG055」は同社の先進タイヤ技術「ブルーアース」テクノロジーにより開発したSUV用タイヤ。様々な路面を走破するユーティリティ性能に加え、優れた低燃費性能と快適性能、安全性能を実現しており、タイヤサイドには「ブルーアース」テクノロジーマークが刻印されている。世界的に人気の都市型クロスオーバー車や中・小型SUVなどオンロード走行を重視した車両をターゲットとしている。
◆住友ゴム工業
住友ゴム工業は8月25日、今月開催された「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)」で世界初公開され、同国で発売する三菱自動車工業の次世代クロスオーバーMPV「エクスパンダー」向けに、環境タイヤダンロップ「エナセーブEC300+」の納入を開始したと発表した。
今回装着される製品は、エクスパンダーの求める高い環境性能を実現するため、低燃費タイヤ「エナセーブ」シリーズの開発で培った低燃費タイヤ技術を投入した。
タイヤの転がり抵抗低減による燃費性能の向上に加え、安全性能や乗り心地を高次元でバランスさせている。