日本ゴム産業労働組合連合(春日部美則中央執行委員長)は9月7~8日にかけて、広島県の「安芸グランドホテル」で第13期2017年定期大会を開催した。
第13期の主な運動方針は、雇用といのちを守るとりくみでは、労使協議の活性化に向け、労働条件関係や情勢に対応したテーマでの労使懇談会の開催、生活を守るとりくみでは、労働時間管理の適正化や36協定の締結および特別条項の見直しの推進、機能組織の強化では、地協幹事会へのサポート、中小労組に対する支援の充実強化、未加盟組織へのアプローチなどに重点を置くことを採決した。(第13期運動方針詳細は次号掲載予定)
定期大会は連合歌斉唱でスタートした。池田副委員長が開会あいさつを述べ、議長団選出、登壇のあと議案審議に入った。
冒頭、あいさつに立った春日部委員長は、春のとりくみについて「産別独自の目標賃金水準を設けることで、単組が主体的に取り組めるような仕組みを作ってきた。企業業績が厳しい中、賃上げに関しては昨年と同等あるいは昨年以上の賃金改善を獲得された組合は全体の4割以上を占めた。特に中小労組の皆様は、本当にご健闘して頂いた」と振り返った後に、「今後も単組の主体性を尊重しつつ、産別として足並みを揃えていく取り組み、すなわち、自立と連帯の調和融合を大切にしていきたい。組合活動の本質は、組合員に近い皆さんの所にあります。信頼や共感を得られているのか、常に自問自答しながら、組織運営することが求められている。共に考え、共に行動していきたい」などとあいさつした。
引き続き、第13期の
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