経済産業省と日本ゴムホース工業会がまとめた7月のゴム製品生産・出荷金額によると、出荷金額は1899億8160万円で前年同月比4・4%増となり、4ヵ月連続で増加した。
自動車用タイヤの生産本数は1272万5000本で前年同月比3・4%減。内訳はトラック・バス用が90万7000本で同3・8%増、乗用車用は941万2000本で同4・7%減、小型トラック用は195万7000本で同1・5%減、二輪用は32万5000本で同0・6%増、特殊車両用が12万5482本で同3・1%増となり、乗用車用と小型トラック用以外は前年実績を上回った。
出荷金額は1001億1480万9000円で同5・4%増となり、前月の減少から増加に転じた。内訳はトラック・バス用が221億3351万5000円で同18・9%増、乗用車用が467億758万4000円で同2・9%減などとなり、トラック・バス用、小型トラック用、特殊車両用は前年実績を上回ったが、乗用車用と二輪用は前年実績を下回った。
新車用・市販用タイヤの販売はともにプラスとなったが、工場在庫で対応したため、乗用車用はマイナスとなったと見られる。トラック・バス用は7月の訪日外国人数が単月としては過去最高となったことで、観光バスが高稼働で運用されているため、タイヤの生産もプラスとなったと考えられる。
ゴムベルトは生産量が1786tで同5・2%減、出荷金額は58億5207万7000円で同5・3%増。このうち、
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