横浜ゴムは9月10日、第3回サービス技能コンテストを神奈川県横浜市にあるヨコハマタイヤネットワークサービス首都圏株式会社・本牧支店で開催した。
全国の生産財系直営店の予選会で選ばれた13名が、トラック・バス用タイヤの交換作業の技術力や接客能力などを競いあった結果、ヨコハマタイヤネットワークサービス中国・タイヤセンター呉店の尾茂田章史選手が第1位を決めた。
同コンテストは、全国あらゆる場所で同じサービスを高い水準で提供させることを目的に2015年にスタート。全国150店の直営店を8ブロックに分け予選を行い、予選を勝ち抜いた13名が全国大会に出場した。
競技は筆記と実技と接客の三項目の合計で審査する。筆記では標準作業知識、主力商品の知識などの試験50問を40分で行った。一方、実技審査では、前輪タイヤの交換作業を25分で実施、接客審査では、タイヤの点検などの顧客サービスを15分で実施した。
今回のテーマには、「安全・正確」に加え、「効率」が新テーマとして掲げられており、マニュアル通りに正確に作業するだけでなく、効率よく、迅速な作業をすることが評価のポイントとなった。
ヨコハマタイヤジャパンの池田均社長は、「1回目は作業マニュアルを徹底させること、2回目はマニュアルが正確に浸透しているか確認することがテーマとなった。三回目の今回は、正確なマニュアル作業に加えて、効率というテーマを加えた。そのために、初めて制限時間を設けた。安全に正確に効率よく作業することが必要だ」と新テーマについて説明した。
また、今回から契約オーナ店が審査員に加わったことも明らかにし、「契約オーナー店にコンテスト活動を理解してもらうことを前提に、昨年は見学に来てもらった。次のステップとして、今回は審査員をやって頂いた。将来的には、直営店だけでなく、契約オーナー店もコンテストに参加してもらいたいと考えている」と話した。
3位までの入賞者は、地域エリア内で講師やサービス研修などを行い、技術を指導・伝承し、安全・正確・効率的な作業の浸透を進める。
入賞者は以下の通り。1位はヨコハマタイヤネットワークサービス中国・タイヤセンター呉店の尾茂田章史選手。2位はヨコハマタイヤセンター滋賀・ヨコハマタイヤセンター甲賀の一原悠選手。3位はヨコハマタイヤネットワークサービス首都圏・葛西支店の井上俊一選手。