ラバー&プラスチックニュースは9月6日、2016年の世界のタイヤメーカーランキングを発表した。
同ランキングは、非タイヤ製品を含まない、タイヤのみの年間売上に基づいて集計される。
1位は9年連続のブリヂストンで、タイヤ関連の売上高は221億2100万ドル、2位はミシュランで211億2900万ドル、3位はグッドイヤーで136億4500万ドル。
これら3社は2015年比で売上高が減少しており、全体で見ると75位以内の企業の半分が減収となっている。特に中国企業が、米国などでの輸入関税の高騰の影響を受け減少した。
4位はコンチネンタルで107億8500万ドル、5位はピレリで63億8000万ドル、6位は住友ゴム工業で60億3000万ドル、7位は韓国のハンコックタイヤで50億900万ドル、8位は横浜ゴムで42億800万ドル、9位は台湾の正新/マキシスで38億8700万ドル、10位は中国の中策ラバーグループで32億2900万ドル。
11~20位は、11位にシンガポールのジーティータイヤ、12位がアメリカのクーパータイヤ、13位が日本の東洋ゴム工業、14位が韓国のクムホタイヤ、15位がインドのMRF、16位が中国のトライアングル、17位がインドのアポロタイヤ、18位が韓国のネクセンタイヤ、19位がフィンランドのノキアンタイヤ、20位が中国の山東リンロングループとなった。
今年度と次年度に影響を与える最近の買収は、横浜ゴムによるアライアンスタイヤグループの買収と、トレルボルグ社のミタスA.S.買収となった。
新しくランキングに加わったのは中国の3社で、31位の华勤ゴム工業グループ、44位の山東昊华タイヤグループ、64位の山東省三利タイヤ工業。
75位までには中国企業が33社ランクインしており、トップ20には3社が入っている。インドからは8社、台湾と米国から5社、日本から4社、韓国から3社、イタリアとトルコからそれぞれ2社、その他アルゼンチン、ベラルーシ、カナダ、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、インドネシア、イラン、ロシア、シンガポール、タイ、ベトナムからは1社ずつがランクインしている。
これらの上場企業22社の平均営業利益率は11・8%で、2015年の12・4%から若干低下しており、22社のうち9社は2015年比で営業利益が減少している。
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