日本ゴム協会関東支部は9月25日、施設見学会を開催した。
正会員・賛助会員・学生会員の44人が参加し、午前に試験機大手のスガ試験機日高・川越工場(埼玉県日高市)、午後は本田技研工業埼玉製作所の寄居完成車工場(埼玉県大里郡寄居町)を訪れた。
スガ試験機日高・川越工場は日高市と川越市にまたがり、耐候性試験機や腐食促進試験機など環境試験機の製造拠点。5つの工場と2つの事務所で構成され、総敷地面積は1万5000㎡に及ぶ。
参加者はまず事務所でDVDで会社案内を視聴した後、開発部製品開発課の金原英司氏からゴムの試験方法や同社が扱う「ゴム劣化試験装置」などの説明を受けた。
続いて、1グループ10人程度に分かれ、主力機種の耐候性試験機「キセノンウエザーメーター」や「サンシャインウエザーメーター」などの製造を行う第5工場や「腐食促進試験機」を製造する第3工場、そしてこれら試験機本体のステンレス加工などを行う第1工場を見学した。
説明員によれば、「当社は全工程を自社内で一貫生産しており、どの工程からもお客様の要望に対応できる体制にある」という。最近は自動車メーカーと共同開発した「スーパーキセノンウエザーメーターSX75」が売れているとのこと。参加者はメモを取りながら、説明員の話に熱心に耳を傾けていた。
昼食後、参加者は本田技研工業埼玉製作所の寄居工場を訪問。2013年に稼働した寄居工場は、狭山完成車工場、小川エンジン工場の3拠点からなる埼玉製作所の一つで、フィットやヴェゼル、シャトルなど