東洋ゴム工業 「CSR報告書2017」発行

2017年09月28日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は9月27日、同社グループが昨年度に取り組んだCSR活動などをまとめた「東洋ゴムグループCSR報告書2017」を発行すると発表した。

 同社グループは「2020年のあるべき姿」を念頭に、2014年5月に「一人ひとりが社会との『つながり』を意識して行動し、人と社会に求められる企業であり続けます」というCSR基本方針を策定。また、この基本方針に基づき、7つの重点テーマを設定し、ステークホルダーの皆様との協働を強化・充実させ、企業と社会の共通価値の創造をめざすCSR経営に取り組んでいる。

 CSR報告書2017には、今年1月に制定した新たな理念を巻頭ページで明示した。今年からスタートした新たな中期経営計画「中計’17」をCSR視点の切り口で特集し、理念のなかに使命として掲げた「感動・驚きの創出」と「豊かな社会づくり」のために意欲的に取り組んでいる事業活動を紹介している。

 編集にあたっては、国内外の報告ガイドラインを参考に、内容の質と信頼性・比較可能性の向上に努めるとともに、重点テーマのカラーリングやステークホルダーとの関連性を示すアイコン表記など、見やすく、わかりやすい編集を心がけている。

 社員の映っている写真を意識的に多用し、社員一人ひとりの仕事と社会とのつながりを示しながら、バリューチェーンを通して、メーカーとして社会にどのような使命を果たしているかを理解しやすく図示するなどの工夫も施した。

 同社グループはメーカーとしての社会的責任をより真摯に見つめ、コンプライアンス、品質、安全・環境を経営の前提条件と位置付け、その基盤機能を強化していくことを中計’17の中で表明している。同社は、その取り組みを網羅的に説明していくツールとして、CSR報告書を積極的に活用していくとしている。

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