東海カーボンは9月28日、長坂一社長や堂薗充昭負極材事業部長、子会社の東海高熱工業の杉原幹治副社長らが出席して都内で記者懇談会を開催した。
最初に長坂社長が現在の会社概況、続いて杉原副社長が東海高熱工業の事業内容、最後に堂薗負極材事業部長が負極材の需要動向を説明した。
長坂社長は冒頭、同日発表した独SGLの子会社で電炉部材の黒鉛電極を製造する米SGL・GEカーボンホールディングの買収について触れ「電極の大きな消費国は米国。そこに製造拠点を構えたいという長年の夢がかなった」と述べた。
これにより、日本の2工場、ドイツの1工場と合わせグローバル3拠点体制の構築ができたと強調。生産能力が3拠点で9万6000tとなり、グループ生産能力の最適配置が可能になったとした。
また、長坂社長は