ホース特集 プラス・テク 「耐油テクノブレード」発売 汎用品充実や特注品拡販図る

2017年10月12日

ゴムタイムス社

 プラス・テク(茨城県阿見町、中馬直宏社長)の2017年度上半期(4~9月)の成形品ホース事業は前年同期を若干上回るペースで推移した。

 製品別の動向を見ると、カタログ販売する汎用品は前年並みを維持。特注品は産業用や工業用の動きが良かった。

 汎用品と特注品の展開について、「汎用品は市況の動向に左右されやすいので、今後は高付加価値化による品ぞろえの充実を図る。また、特注品は顧客が求める機能を実現した製品を開発していく」(竹村雄成形品営業部長)とし、この2本立て勝負していくとした。

 汎用品の高付加価値化では、主力の耐圧ホース「テクノブレード」で新製品「耐油テクノブレード」を8月から本格発売している。特長は耐油性に優れ、油を長時間流しても柔軟性が持続する、ホースも透明(グリーン系)で、ホース内の粒体物を確認でき、作業中も安心できる―といった点がある。

 用途としては絶縁油、作動油などの油用配管や機械機器など工業用配管などに適している。現在は販売店に向けて認知向上に努めている最中だが、販売店の中には製品の特長を理解し、すでに在庫する販売店もあるという。

 また、粉体や薬品、樹脂のペレットなどの帯電防止に適したサクションホース「エクレーマー」は、顧客の細かなニーズに対応す

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