ゴム・樹脂ホース商社アンケート 2017年秋 業界に貢献する優良ホース商社

2017年10月13日

ゴムタイムス社

ゴムホース商社特集

 ゴム・樹脂ホースは流体の移送や、油などを介した圧力の伝達を行うことにより、各産業界で幅広い役割を担い、日々の生活を足元から支えている。

 ホース商社はユーザーのニーズを的確に捉えながら、商品のみならず情報の効率的な流通に寄与している。近年は、開発提案型商社を目指す動きが広がっており、新製品の企画・開発段階から主体的に関わることで、新たな市場開拓を模索している。

 そのような環境の中で、ホース商社に景況を訪ねるアンケートを実施した。

 それによると、〈17年1~6月の売上実績(対前年同期比)〉については、「やや上昇」が75%、「横ばい」が25%となった。また、〈17年7~12月の売上見込み(同)〉に対する問いでも、「やや上昇」が75%、「横ばい」が25%となった。

 ホースの売上について、16年下半期実績が「やや上昇」から「やや下降」まで幅広く分布していたことを踏まえると、売上に関してはおおむね上昇基調にあると見ているようだ。

 一方、〈17年1~6月のホース製品の価格動向(同)〉を尋ねると、すべての回答が「横ばい」となった。

 〈17年7~12月のホース製品の価格予想(同)についても、すべて「横ばい」との回答だった。

 ホース製品の価格に関して、17年上半期の実績ではすべての商社が「横ばい」と回答。上半期の予想においても、やはり全社が「横ばい」と答えている。

 ただ、原材料価格や物流費が上昇するなか、今後の製品価格がどう変わるかが注目される。

 そして、〈17年年間のホース製品の需要予測(対前年比)〉を尋ねたところ、「伸長する」が25%、「横ばい」が25%、「減少する」が50%