ニッタ(大阪市浪速区、新田元庸社長)のホース・チューブ事業の17年4~8月は、計画比の1ケタ増で堅調に推移している。
国内外の売上比率は国内約7割、海外約3割となっているが、海外の伸びが目立ってきたという。その要因としては、日系企業の海外展開による需要のほか、現地代理店の拡販による売上が増えていることが挙げられる。
ホースでは当初、建機関連の需要が落ち込むとの市場予測もあったが堅調を維持している。建機以外では、産業車両向けが好調だ。チューブは半導体業界向けが引き続き伸長している。
油圧ホース「LINEMATE™」の浸透を図り、拡販戦略として今後も新製品の展開を積極的に行う。16年1月には発売の工作機械向け柔軟樹脂ホース「LINEMATE™ LB70シリーズ」を発売し着実に実績を上げてきている。
製品ブランド戦略としても「国内でも海外でも現場や倉庫担当者が初めて製品をみるのはホースやチューブが入った箱。今後はこれら梱包資材のデザインの見直しを含め、「LINEMATE™」ブランドを前面に出した販売展開を進めることで、製品の浸透度を高めていく」(同社)。
一方、チューブでは、2月に発売された新製品2種の拡販に注力する。
スポット溶接配管用の