幅広い用途分野で使用されるゴム・樹脂ホースは、自動車、土木建設機械、一般産業用機械などの生産実績に影響を受ける。
ゴムホースについては、主な需要先である自動車は国内生産が16年秋以降、前年を上回るペースで推移していることから、自動車用ホースは堅調だ。また、建機や工作機械業界の出荷好調で高圧用ホースの生産量は17年に入って2桁増で推移している。これにより、17年1~7月のゴムホース全体の生産量(新ゴム消費量)は2万1051トンで前年同期比6・2%増、出荷金額は802憶1000万円で同3・9%増(日本ゴムホース工業会調べ)となり、生産・出荷とも前年を上回っている。
また、樹脂ホースについても、好調な建設機械・半導体業界を始め、食品業界など他業界も安定している。さらに、東京五輪やリニア関連工事に加え、国土強靭化計画を基にした耐震改修工事