豊田合成は10月10日、東京ビッグサイト（東京都江東区）で10月25日～11月５日に開催される「第45回東京モーターショー２０１７」に出展すると発表した。
『～Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ ｆｏｒ Ｇｏｏｄｎｅｓｓ～「安全で環境にやさしく快適なクルマづくり」に貢献』をテーマに、ゴム・樹脂・ＬＥＤの専門メーカーである同社の各種自動車部品を展示する。また今回は、同社の将来像を示すために、自動運転や電動化時代に対応する姿を各種コンセプトモデルで紹介する。
主な展示品としては、次世代コンセプト（２０２０年頃の自動運転・電動化時代への対応コンセプトモデル）として、次世代コックピットモジュールと次世代フロントモジュールを展示する。
次世代コックピットモジュールはクルマに運転を任せてリラックスできる室内空間を創出する。ＨＭＩとして機能するインストルメントパネルやコンソールボックスを搭載するほか、次世代ステアリングホイールでは、カメラやセンサーでドライバーの状態を検知する機能も備えている。
また、次世代フロントモジュールは、ラジエータグリルなどの外装部品に、自動運転システムを支えるカメラやミリ波レーダなどを内蔵した「グリルモジュール」。運転状態をＬＥＤで周囲に知らせるＨＭＩ機能「外装コミュニケーションランプ」も搭載。さらに軽量な樹脂製ボデーを採用している。
将来コンセプト（２０３０年頃の超小型モビリティを想定したデザインコンセプトモデル）では、ＦｌｅｓｂｙⅡを展示。このうち、エクステリアコンセプトは、万一の歩行者との接触時に柔らかいボデーが衝撃を緩和する安全機能や、ＬＥＤの光で周りのドライバーや歩行者などとコミュニケーションする機能などを搭載。また、ボデーを変形させるために、電気の力で動く次世代ゴム「ｅ―Ｒｕｂｂｅｒ」の応用を想定している。
一方、インテリアコンセプトは、乗員を包み込む柔らかな質感を持つ素材のほか、ＬＥＤによる癒しの空間の創出や、クルマと乗員が意思疎通できるコミュニケーション機能を、実際に乗り込んで体感できる。
さらに、安全・環境ワイヤーフレームデモカーは各種「エアバッグ」や「ミリ波レーダ対応エンブレム」など安全性能向上に貢献する製品や、「樹脂フューエルフィラーパイプ」「軽量ウェザストリップ」「車載ＬＥＤ製品」など環境性能向上に貢献する製品の搭載位置や特徴を分かりやすく紹介する。
