東ソーのポリマー事業部・合成ゴムグループが製造販売するクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン®」は前年後半から引き続く需要増で同社南陽事業所(年産3万4000t)でのフル生産、フル販売が続いている。
需給タイトが続く中、同社では大きな設備投資は費用負担も大きく、簡単ではないとしながらも、「CRの需要動向を見極めながらデボルト、新設を含め慎重に検討中」((ポリマー事業部機能性ポリマー部・糸瀬英之合成ゴムグループリーダー)としている。
同社CRの販売比率は、自動車用部品用途と工業部品用途を合わせて7割、3割が接着剤用途となっており、総出荷の8割を輸出が占める。春先に実施した製品価格改定が寄与するとともに、内外需ともに堅調推移している。
内需は引き続き安定推移しており、近年、需要が拡大しているインド市場では「高額紙幣廃止やGST税の導入での景気後退による需