タイガースポリマー(大阪府豊中市、渡辺健太郎社長)の2017年度上半期のシート事業は堅調だった。ただ、前年同期はやや不調だったことから「その分良く感じているところもある」と同社では見ている。
同社のシートには素材・用途・機能別に多様なラインナップがあり、上半期は全般的に堅調だった。需要先の業界を見ると、半導体向けが比較的良く、原材料のタイト感まで漂い始めているという。
それに加え、運送費も上がり始めており、コスト的に厳しくなっているため、「状況によっては製品価格を引き上げざるを得なくなるかもしれない」と同社では考えている。
下期以降で注力するのは、来年度の上半期まで堅調さが持続すると見られている半導体や電子部品関係へのアプローチだ。また、今後、東京オリンピック関係の需要が出てくると想定されることから、その時に備えてしっかりと対応でき