大阪ソーダは自社で開発した特殊合成ゴム(アクリルゴム(ACM))「ラクレスター」の製造・販売を本年4月から開始した。松山工場での量産設備の稼働を機に本格販売を開始した。設備投資額は約13億円。
このアクリルゴム「ラクレスター」はフッ素ゴム(FKM)、シリコーンゴム(VMQ)に次ぐ耐熱性(150度C~200度C)と、FKM、ニトリルゴム(NBR)、エピクロルヒドリンゴム(ECO)に次ぐ耐油性を持ち、特に高温下での耐油性に優れているのが特長。
エンジンルームの小型化にともない、耐熱性が求められる吸排気系ホースやガスケット向けに用途展開を図っており、国内外の自動車関連メーカーでの採用を進めている。