東芝の粉飾決算が記憶に新しい中で、神戸製鋼所が製品強度のデータを改ざんしていたことが判明、日産自動車は無資格の社員が完成検査を実施していたことが明らかになった。不祥事ではないが、日立製作所が製作した英国の鉄道向け車両が、営業運転開始の初日にトラブル続きだったという。
これまで「メイド・イン・ジャパン」と言えば、世界中で信頼されたきたはずだ。そのイメージを覆してしまうことになりかねない、一連の出来事が残念でならない。
神戸製鋼については40年以上前から不合格品を納入し、日産も20年ほど前から不適切な検査を行ってきたという話もある。それが事実なら、これらの企業のガバナンスはどうなっていたのだろうと疑問になる。
日産は国内工場で生産した国内向けの全車両の出荷を一時的に停止した。神戸製鋼がどうなるか分からないが、自動車部品やコンベヤベルトなどを製造するゴム企業への影響が気がかりだ。
先日開催されたブリヂストンの中期経営計画の質疑応答で、