日本ゴム工業会 第12回幹事会を開催 会員の経営指数調査発表

2017年10月24日

ゴムタイムス社

 日本ゴム工業会は10月20日、大阪市のホテル阪急インターナショナルで第12回幹事会を開催し、ゴム製品の生産・輸出入概況や昨年度の会員企業の経営指数調査結果などを発表した。
幹事会の冒頭、あいさつに立った南雲忠信会長は「 今年は全体では6年ぶり、ホースや工業用品類では3年ぶりに生産のプラス展開が見込まれる状況となっている。中小企業景況調査を見ても、景気に一定の明るさを感じている企業が増えている。一方で、生産設備の不足や老朽化、人手不足や人件費増加という課題も出てきている」と業界の現況を説明した後、「ゴム産業を取り巻く状況も大きく変化している。自動車でEV化が進んでおり、製品によっては一部に影響が出ている。ゴム製品はいうまでもなく、優れた特性、特徴を持った製品です。工夫次第では更なる用途展開の余地があると思います。そのためには、技術やそれを活かせる柔軟な発想を磨き、変化に対応していくことが重要だと思う」などと話した。
 事務局からの各委員会報告ではゴム製品の生産・輸出入概況や経営関係事項として、会員企業の経営指数調査、環境委員会関係事項として、「VOC排出削減に関する自主行動計画」のフォローアップ結果やCO2削減に関するフォローアップ結果、ISO/TC45国内審議委員会関係事項が報告された。
 VOC排出削減に関する自主行動計画のフォローアップ結果については、2016年のVOC排出量は、7192

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