住友ゴム工業は10月24日、神戸製鋼所が公表している不適切行為による製品への影響について発表した。
同社は神戸製鋼から直接購入している部材はなく、タイヤにはスチールコードやビードワイヤーという鉄鋼製品を使用している。これらの部材のメーカーに確認したところ、一部の部材メーカーで神戸製鋼の素材を使用していることが判明した。
ただし、部材メーカーは神戸製鋼から、これらの部材に使用している素材に問題はない旨の報告を受けている。また、これらの部材は部材メーカーが同社と取り交わしている仕様に基づいた各種検査を行うとともに、同社でも種々の検査を行っているので、製品の性能や安全性に問題はないことが分かった。
なお、タイヤ以外の製品では、神戸製鋼で不適切行為があった素材の使用は確認できていない。