関西ロール(大阪市大正区、髙木康彦社長)は「メイドインジャパンのものづくり」にこだわり、ロール混練機やゴム加工機械の販売・製造、ロール機用安全装置「MKブレーキ」の販売などを通じて、ユーザーの技術と安全を支え続けている。
17年12月期の上半期の動向は、ユーザーがメイドインジャパンの意識が高まり、テストロール機や中型ロール機の需要が増えた。業績は計画以上に高水準で推移し「ゴム業界のみならず、異業種からもテストロールの需要が増えてきた」(髙木社長)という。
また、同年度の製品別販売構成比にのうち、ミキシングロール(高性能ロール)とテストロールが50%、「MKブレーキ」が20%、加硫缶(圧力容器)が10%、ラム式押出機やその他特殊機器が残りの20%を占めているのこと。
注力製品の安全装置「MKブレーキ」は、ユーザーの危機管理に対する意識は年々高まってきており、10月現在で累計販売台数が1350台を突破。そのうち8割は国内向けで、2割は海外日系企業向けに輸出されている。
「MKブレーキの国内需要は高い状態が続いている。最近では、海外拠点を構える日系企業の需要も増えてきた。今後は異業種展開も視野に広げていきたい」(髙木社長)とし