横浜ゴムは10月31日、同社従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が同月、海洋の環境保全活動を行う一般社団法人「JEAN」(金子博代表)に、団体支援金として25万円を寄付することを決定したと発表した。同社もマッチングギフトとして、支援金と同額の25万円を寄付する。
同基金は昨年5月に設立された。寄付を希望する従業員が会員となり、給与から毎月1口100円を天引きして積み立てる。集まった資金は、環境保全や人権擁護などに取り組むNPO・NGOなどへの資金援助、あるいは重大な災害への義援金として拠出する。横浜ゴムは基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。
JEANは1990年9月に、日本で初めての「International Coastal Cleanup(国際海岸クリーンアップ:ICC)」に参加した有志によってスタートした全国ネットワーク組織。海岸や水中などのクリーンアップとごみ調査を行い、その結果からごみを元から絶つための資料として、およそ100ヵ国と共有している。
国内では海洋ごみ問題を改善するための普及啓発や環境教育、対策推進のための国際会議などを行い、ごみのない海を未来の子供たちに受け渡すための活動に取り組んでいる。