今回、ゴムシート特集に合わせてゴムシート商社各社にアンケートを実施したところ、６社から回答を得た。
まず、17年上半期の売上については、前年同期比で「やや上昇」と「横ばい」がそれぞれ半数となった。同じく17年下半期の売り上げ予想についても、同じく「やや上昇」「横ばい」が半数と回答した。
また、シート製品の価格動向については、17年上半期・下半期（予想）とも６社すべてが「横ばい」と回答した。製品価格は今年５月の前回調査でも、16年下半期・17年上半期（予想）ともに全社が「横ばい」と答えている。価格については、横ばい傾向で推移すると見ているようだ。
さらに、17年のシート需要に関する設問では、「伸長する」が１社、残り５社は「横ばい」を予想している。
このほか、環境対応製品の動向に関する設問では、「伸びている」「問い合わせが増えた」「変わらない」「動いていない」の４つの回答を用意したが、「問い合わせが増えた」と「変わらない」がそれぞれ半数となっている。
「ローズ指令」や「リーチ規則」など化学物質に対する規制が世界各国で強まっている。これを受けて、シート商社も環境対応に積極的に取り組んでいる。
