日本ゴム工業会統計委員会(ゴム板製品関係7社)がまとめた17年1~9月のゴム板の生産量合計は1万4512tで前年同期比1・4%減、出荷量は1万4322tで同0・1%増となった。生産量は前年同月比で減少しているものの、17年5月以降は5ヵ月連続で増加している。
また、17年1~9月の生産量の内訳はプレス製品が1万4298tで同0・9%減、その他が215tで同25・3%減。出荷量の内訳はプレス製品が1万4512tで同0・5%増、その他が220tで同17・3%減となっている。
ゴムシートは建築・土木・機械をはじめ、自動車・スポーツ施設などさまざまな産業分野で、パッキング材や緩衝材、敷物など幅広く使われている。
主要需要先の建築・土木業界は、東日本大震災の復興需要や民間投資の回復に伴い増加傾向にある。また、自動車業界も国内生産が16年秋以降、前年同月を上回る状況が続いている。これにより、ゴムシート各社の需要環境は底堅く推移している。
ただ、ゴムシート市場はリーマン・ショック前の最盛期と比べ