住友理工は11月8日、中国・上海市の産業用ホース販売子会社である住理工化工産品(上海、SRK―IPS)が1日、中国代理店会「共翔会」の第2回総会を京都事業所(京都府綾部市)で開催したと発表した。
共翔会は昨年10月に発足し、同月に中国・合肥市で第1回を開いた。今回は中国全土から20社28人が来日し、10月31日に小牧製作所(愛知県小牧市)で研究開発や製造の現場を視察した後、11月1日に日本初開催となる第2回総会に出席した。
京都事業所内の産業用ホース製造子会社「住理工ホーステックス」(SRK-HT)で開いた総会では冒頭、住友理工の西村義明会長が「中国では一帯一路の政策のもと、インフラを含めて大変な成長を続けており、皆さま方のご尽力で当社の産業用ホース事業も順調な発展を遂げている。現在、日本・中国・インドの各拠点で生産能力の増強を行っており、迅速に皆さまのご期待にお応えできる体制を整えていきたい」とあいさつした。
続いてSRK―HTの蜷川広一社長が産業用ホース事業部の方針を示し、売上高全体における中国市場での比率を2020年度には17年度計画の2倍程度に伸ばしたいとして「当社グループの事業をより深くご理解いただき、共翔会の皆さまとの協調関係をますます強固にすることで、グローバル拡販を進めていきたい」と共翔会の意義を訴えた。
また、SRK―IPSの舟橋修一総経理は16年度下期からの急激な需要増加が続く中国市場の動向や、同社の中国での営業方針を紹介。また、これまでの業績をたたえ、優秀な成績を収めた代理店の人々を顕彰する表彰式も行った。
総会に先立って実施したSRK―HTの工場視察では、内藤肇常務執行役員が共翔会の日頃の拡販活動に謝意を表した後、世界最長規模のホース生産ラインや搬送用ホースの製造工程を約1時間視察した。